今年2018年の夏は猛暑が
日本列島に襲い掛かってきているわけですが
そんなことはお構いなしにやってくるのが台風
台風12号が7月29日あたりから猛威を振るい
強風、大雨と注意の勧告がされていますが
何やらこの台風の進路がおかしいと話題になっています
ということで、今回は
その台風12号がなぜ西向きに進路をとっているのか
その後どういった進路をとるのか解説していこうと思います
台風12号はなぜ西に進むの?
台風と言えば、何となくですが
日本列島を西から東に進行するイメージを
持たれている方も多いと思います
実際、よくある台風の進路としては
沖縄、九州地方を経て本州、そして北海道の方へと
途中でそれちゃったりすることや
もちろん西向きに進むこともありますが
西から東というのが一般的ではないでしょうか?
しかしながら、今回の台風12号は
気象予報士さんたちの予想を大いに裏切り
急に西側方向へと進み始めたということで
一体なぜなのか注目を集めています
台風12号 西寄りの異例のコースで西日本や東海に上陸のおそれ #nhk_news https://t.co/1jSMyyXtz7
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月27日
寒冷渦の影響
これにはいくつか理由があるそうで
通常は西から東へと吹く偏西風の影響で東へ進むのですが
今回の台風においては、東海沖に
この偏西風から寒気が切り離された
寒冷渦というものが発生しており
この寒冷渦が台風と同じく
反時計回りの渦となっているために
北上してきた台風はこの寒冷渦に巻き込まれるような形で
西へと進路をとってしまうのだそうです
さらに、この寒冷渦は
停滞したり動く方向もさまざまで
動きがなかなか読みづらいそうです
高気圧の影響
さらなる要因としては
朝鮮半島や北日本を覆っていた高気圧が
依然として勢力を保ち続けており
南側へと出っ張て来ているため
もし寒冷渦が発生しなければ
台風は高気圧を避けて進行していきますので
その間を北上していくのが普通なのですが
今回は、寒冷渦の影響で西へと進み
さらに朝鮮半島側の高気圧を避けるように
真西へと進んでいったというわけなのです
https://www.asahi.com
まとめ
今回の台風12号がなぜ西に進むのかは
偏西風より切り離された寒冷渦というものに
巻き込まれることになったこと
そして、朝鮮半島側の高気圧を避けるように
台風が進路をとったからということでした
今後の進路予想としても
九州地方まで横断していくようですので
皆さん十分にお気を付けください
※追記
新たに入ってきた情報によると
なんと、九州南部あたりでループするのでは?とも
予想がされています
【台風12号、週明け”迷走”か】
異例のルートで東から西へと通常と逆走している台風12号。台風を監視する世界各国機関による12号の進路予想では、九州南部でループするような迷走の可能性を示唆。九州南部に大雨をもたらす恐れがあります。https://t.co/IKXTte31yI pic.twitter.com/dHO1fO8ceo— ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年7月29日
とにかく、最新情報をチェックして
しっかり対策をとるようにしてください